上司の哲学 部下に信頼される20の要諦

こんにちは.KGです.
ご無沙汰しております.

さて,本日紹介する書籍はコチラ.
アッチョンプリケ.
江口克彦 著 「上司の哲学」

先日の記事の通り,職場の上司に進められて,同著者の「部下の哲学」という書籍を読みました.
今回は,その兄弟本.
江口克彦 著 「上司の哲学 部下に信頼される20の要諦」です.

といっても,この本を読んだのは「部下の哲学」と同時期でして,詳細はあんまり覚えていません.
ということで,1ヶ月前の付箋を頼りに紹介しますね.

簡単に言うと,経営には「見える要因」と「見えざる要因」がある.
「見えざる要因」とは,例えば,理念,哲学,考え方,態度,雰囲気,などである.
この「見えざる要因」を社員が意識することで,企業は更に良くなる.

しかし,社員全員が完璧な人間かといえば,そうではない.
社員に「会社の夢や目標」を伝えて,優秀な人材を育てていく.
それが,上司の役割である.

さて,その上司がどうあるべきか,また,部下を育てていくときのコツが本書のメインである.
たとえば「部下に夢を与える」や「考え方を示す」などの具体的な指導方法が松下幸之助の実話をもとにわかりやすく書いています.

良い上司には,良い情報が集まり,良い部下が育ち,良い流れを生み,結果的に良い仕事につながるそうです.


・経営は冷静に判断し,そっと情をつける.
・会社の発展は即ち,人の発展.
・部下に考え方を示すときは,上司の「人生哲学」を伝える.
・たとえ同じ情報でも,話す人によって視点が違う.
など,なんとなくわかっていても,改めて考えることで勉強になることばかりでした.

「上司の哲学」と「部下の哲学」通して著者が言いたいのは,「知識・情報」の流れでしょうか.
どんなに優れた人でも,自分ひとりでできる事や知識には限界がある.
逆に,自分より優れた人を"使う"ことができれば,大きな事ができる道がひらけてくる.
良い上司と良い部下がそろってはじめて,企業は進化していくのでしょう.

社会人の基本を忘れないために,定期的に読みたい2冊ですね.


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